インプラント治療
インプラント治療とは?
インプラント治療は、歯が失われてしまった部分に人工の歯を埋入する治療です。
失ってしまった部分に人工の歯根を顎の骨の中に埋め込み、その上にセラミックなどの素材でできた人工の歯を固定します。
大きな特徴としては入れ歯のように取り外すことはなく、自分の歯に極めて近い感覚で噛めるということです。また総入れ歯の方にはインプラントを数か所に埋め込み、磁石などで固定するといった活用法もあります。
当院では「ITI」というメーカーのインプラントを使用しており、スイスのストローマン社が製造している製品です。20年以上の臨床実績があり、今日でも世界中で治療に使用されています。
インプラント治療の流れ
1. 検査
インプラントには、治療前の精密な検査が必要となります。
患者様になるべくわかりやすい説明を行い、治療日などを含めた治療計画を立てていきます。
患者様に十分なご理解を頂いた上で、治療に入っていきます。
2. 施術開始
まずお口の中に虫歯やその他の疾患がない事を確認します。もしその他の疾患がある場合は、疾患がなくなってから治療を行います。お口のなかに炎症が残っているとインプラントの治療後に炎症を広めてしまう恐れがあるため、きちんと確認・治療を行うことが大切です。
治療では局部麻酔を行ったあと、顎の骨にインプラントを埋め込みます。このインプラントは新しい歯のための根の部分となります。
患者様によって異なりますが、2ヶ月~半年であごの骨とインプラントが結合します。
3. アパットメントの装着
顎の骨と結合したインプラントに、セラミックなどの素材でできた上部構造と呼ばれる人工の歯を装着する準備をします。
「アパットメント」と呼ばれるパーツを骨にきちんと結合したインプラントに装着します。
4. 上部構造(人工の歯)を装着
インプラントの治療では最後の工程です。セラミックなどでできた上部構造と呼ばれる人工の歯をアパットメントに装着します。
事前に他の歯の色などを考慮し、患者様ごとに細かく見た目を調整します。
5. 定期検診
インプラントを長く使うためには、実はこの定期健診が一番大切です。
インプラントそのものはセラミックや医療用金属でできており、それ自体は虫歯にはなりません。しかし、支えている骨や歯茎は疾患にかかる可能性があり、きちんとメンテナンスをしないと「インプラント歯周炎」と呼ばれる炎症を起こす可能性があります。
長く安定してインプラントをお使いいただくために、定期的に検診を受けていただくことをお勧めしています。
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